29日に行われた衆院予算委員会の中で、安倍晋三首相は3月から続く休校の対策として「9月から入学・新学期」を導入することについて、「これぐらい大きな変化がある中で、前広にさまざまな選択肢を検討していきたい」と前向きに検討する発言を述べた。
小池知事も「以前から“新学年9月スタート論者”の1人だ。4月スタートで桜と一緒じゃないと雰囲気が出ないとか、会計年度の問題があるとか言うが、いま教育は世界の中での競争でもあるので、国際スタンダードに合わせていくことにもなる。これによる混乱は生じると思うが、一方で、いま混乱は生じている。こういう時にしか社会って変わらないんじゃないかとも思うし、その一つとして、ありではないか」とコメントした。
9月に移行するメリット
国際社会に合わせていけるので、留学面などにメリットが大きい意見をよく聞きます。また体育祭や今まで高校三年生が最後の大会と言われてた行事が春に移行することで熱中症などの対策になります。
入試も6~7月にずれる事でインフルエンザや風邪などの体調不良の少ない時期に行えます。
休校も毎月のように延長を繰り返されている現状では時間を開けじっくりコロナを対策して準備の期間としては有効です。
9月に移行するデメッリト・危険
1番の心配はコロナウイルスが9月までに収束しているのかという問題です。準備も大切ですが収束の目処が立っていない状況では厳しいのではないでしょうか。
4月入学は小中高だけの問題ではなく大学、新卒採用にまで影響を与えます。1つの変換点としてはあまりに大きく日本の構造自体を変えていくことになります。
みんなの意見
ヤフーでは4月28日から5月8日まで「新学期の9月開始、どう思う?」と
賛成・反対・どちらとも言えないの三択で皆さんの意見を募集しています。
29日のお昼の時点で約77000票が入っておりそのうちの71%にあたる55000票が賛成に投票されています。
親御さんの意見として
「100%安全な世の中は無いと思うが今回のコロナウイルスでは、休校延長が何度も学校から連絡がきてはまたか!とがっかりする。
だったら、9月新学期でそれまでずっと休校でいい。もしくは来年の4月まで休校でもかまわない。
とにかく延長を突然言い渡されるのでは仕事をするにもプライベートにも影響が出て困る。」
「夏休みを短縮する、と簡単に言いますが、冷房を完備している自治体、どれくらいあるんでしょうかね。受験だって第二波、三波に怯えながら冬にするより、ずっといい。九月新学期、賛成です。」
学校の先生の現場の声
「
学校現場は、いつでも新学期を迎えられるように時間割や行事の調整会議などを行なっています。それが結局5月末まで休校が延長され…時間をかけて準備したことも全て意味のないことを行なっている状況です。
9月入学という案が出てきましたが、本当にできますか?今年度は学校での授業再開は難しいと考えておいた方がいいのではないでしょうか?9月入学という動きになってしまうと学校現場はまた振り回されてしまいそうです。
9月入学のメリットは子ども教育が保障されると思いますが、デメリットの方が大きいです。海外に留学する人は全ての子どもたちは該当しない。学校の年間計画を作るために会議をする。かなり時間をかけて会議しなくてはならない。雪が降る地域は、10月下旬に雪が降ることもあるので大会を行うことが難しくなるので、3年生は部活動ができない。
9月入学に向けての準備よりも、今も学習できていない子どもたちのために対策を考えてあげた方がいいのではないでしょうか。オンライン授業をやっている学校に他の学校も追いつけるような体制を整えてあげたいですね。」