身近な物や場所のウイルス除菌と掃除の仕方

身近な物や場所のウイルスの除菌と掃除の仕方

インフルエンザ、ノロウイルス、新型コロナウイルスなど飛沫や接触することによって感染してしまいます。

患者本人も知らない間に感染しているので、どこで感染したかわからずに家族や周りに感染させてしまわないか不安になってしまいますね。

家庭での除菌はどこまですればいいのでしょう。

この記事では身近な物や場所の除菌と掃除の仕方をご紹介します。

 

 

除菌液について

みなさんすでにご存知かもしれませんが、いまいちどウイルスの除菌液についておさらいしましょう。

コロナウイルスに効く消毒液はエタノールです。

エタノールは身近に手に入る手指の消毒用のジェル、スプレーやキッチンの除菌剤などですが、最近は品切れが続き手に入りにくくなっています。

そこで同じアルコールということで「メチルアルコール」を買ってスプレーしている人がいますがこれは危険な行為なのでやめてください。

なぜなら「メチルアルコール」は引火性が強く噴霧した場所に引火したら大惨事になってしまう可能性があるからです。

また大量に摂取すると吐き気やめまい、昏睡など意識障害を起こす危険があり、最悪の場合失明、死亡してしまいます。

メチルアルコールは「燃料アルコール」として消毒用エタノール、無水エタノールと一緒に売られていることがあるので買わないように注意しましょう。

エタノールの代替品で次亜塩素酸ナトリウムを使った消毒が自宅で簡単に作れるので用いられる事が多いようですね。

次のトピックで作り方をご紹介します。

 

 

次亜塩素酸ナトリウムを使って消毒液を作る作り方

・次亜塩素酸ナトリウムで作る消毒液のペットボトルを使った作り方はこちらです。

500mlのペットボトルのキャップ(ふた)は約5mlの容量です。

計量カップ等がない場合にもふたを使って簡単に希釈できます。

(例)原液が5%の消毒剤を希釈する場合

キャップ2杯(約10ml)の消毒剤原液をペットボトル1杯(500ml)の水に加えれば50倍希釈となり、1000ppm(0.1%)の消毒液ができます。

キャップ半分弱(約2ml)の消毒剤原液をペットボトル1杯(500ml)の水に加えれば250倍希釈となり、200ppm(0.02%)の消毒液ができます。

50倍の稀釈の消毒液は嘔吐物や糞便を拭く時に使います。

250倍の稀釈の消毒液は衣類や器具のつけ置き、トイレの便座やドアノブや床の除菌に使います。

*消毒液を作るときは換気を行い手や顔に触れないように気を付けてください。

有毒ガスが発生するので酸性の物と混ぜないでください。

消毒液の入ったペットボトルは誤って飲むことがないないよう、消毒液であることをはっきりと大きく書いておきましょう。

作り方はこちらのサイトと動画を参考にしてください。

https://www.city.meguro.tokyo.jp/smph/kurashi/hoken_eisei/shinryo/yobo/jiaensosannatoriumuekinotukurika.html 

除菌・掃除の仕方

次に部屋や身近な物の除菌・掃除方法についてみていきます。

エタノール除菌液が品薄になっていて手元にない場合は次亜塩素酸ナトリウムで作った消毒液を使って除菌していきますが、次亜塩素酸ナトリウムは手が荒れてしまうためにゴム手袋と消毒液が顔や目に入ってしまわないようにメガネやゴーグルをして換気をして除菌を行ってください。

使い捨ての布やキッチンペーパーに消毒液を噴霧して除菌したい部分を拭いて除菌していきます。布やキッチンペーパーはこまめに新しいものに取り替えて掃除してください。

拭くときのポイント、拭くときは一方方向に拭いていくようにすると拭き取った菌を拡散させてしまうことを防げます。

埃やゴミが溜まっているとウイルスだけでなく他のアレルギーを引き起こしてしまう可能性があるので部屋の掃除を除菌と合わせてすると良いでしょう。

その時ドアノブだけでなく普段は掃除を怠りがちなドア全体を掃除・除菌すると安心ですね。

 

*次亜塩素酸ナトリウムの消毒液は金属の腐食を起こすので金属部分は避けて除菌してください。

*消毒後の注意

消毒が終了したら手をよく洗いましょう。

手荒れがあるとウイルスが残りやすいと言われていますからハンドクリームで手荒れを防ぎましょう。

家庭で除菌をした方が良い場所

家庭で除菌した方が良い場所を挙げていきます。

人が触れたと思われる場所を徹底的に除菌していってください。

室内やリビングや周辺…インターフォン、郵便受け、ドアノブ、窓の取っ手、照明のスイッチ、ソファー、TVやエアコンのリモコン、テーブル、椅子、電話機、コンピューターのキーボードとマウス、小児玩具、壁、床

台所・トイレ等…洗濯機の取っ手、水道の蛇口、バスタブ、シャープなど共有している物、シャワーヘッド、洗面器、トイレのドアノブ、窓の取っ手、照明スイッチ、 排水溝、水洗便器と流水レバー、トイレの床、便座とフタ、汚物入れ、壁

衣類や寝具…通常の洗濯機で問題ないと言われていますが気になる時は、80℃くらいの熱湯で10分以上着け置きしてから洗濯します。

身近な物…スマートフォン、タブレット、マグカップ、リモコンは家族で共有したり触ったりすることがあるので1日に数回は除菌しましょう。

スマートフォンはアルコールでさっと拭いてしまうのは特に機能に影響なく大丈夫だそうです。

掃除のプロから掃除の仕方を学べる動画です。

部屋の空間除菌

加湿器に次亜塩素酸ナトリウムを入れたら空間除菌ができるのではと思って加湿器に入れてしまうのは非常に危険です!

次亜塩素酸ナトリウムは人体や金属腐食に大変悪影響を及ぼすので絶対に加湿器には入れないでください。

加湿器に使えるのは「次亜塩素酸水」です。

最近は次亜塩素酸水に対応した加湿器が安価で手に入りますのでそちらの購入を検討してみてはどうでしょう。

こちらで対応機種が比較できますので参考にしてみてください。



こちらは加湿器に次亜塩素酸水を入れて空間除菌をする方法の解説動画です。

まとめ

今回は気になるウイルスの除菌と掃除の仕方についてみてきました。

ここでポイントをまとめてみましょう。

・エタノール除菌液で除菌をするがない場合は次亜塩素酸ナトリウムを稀釈して消毒液作る。

・除菌するときは換気を行い手や顔に消毒液やウイルスが触れないようにゴム手袋とゴーグルをする。

・拭くときは一方方向に拭いて菌を拡散させないようにする。

・家庭での除菌は人が触れたと思われる場所を徹底的に除菌する、ドアノブ、リモコン、冷蔵庫のドア、トイレの便座、水道の蛇口は使った都度拭くようにすると効果的。

・空間除菌をする場合は次亜塩素酸水を入れると良い。次亜塩素酸ナトリウムは人体や金属の腐食を起こしてしまうので危険ですから加湿器には使用しない。

ウイルスの除菌は人が触れたと思われる場所をこまめに、徹底的に掃除して

家族や自分に感染させてしまわないようにしたいですね。

 

こちらの記事を担当して頂いたのは「Croud Works」でWEBライターをしている「くろごま抹茶」さんです。

運動、ダイエット、スイーツ、アニメのジャンルに興味がありわかりやすく解説、執筆してくれます。