アサガオ
アサガオが咲き始めると夏が来たと感じられ夏の風物詩ですね。
幼稚園や小学校で夏休みのアサガオ観察をした人も多いのではないでしょうか。
アサガオは日本人にとって馴染み深い夏の花ですね。
この記事ではアサガオの育て方から花言葉やアサガオを押し花にする最適な時期についてご紹介します。
アサガオの育て方
アサガオ(朝顔)は朝に花を咲かせて夕方にしぼむ「朝の美人の顔」と言われている夏の花です。
アサガオは気付いたら枯れてしまったり花が咲かないといった事もあるかもしれません、意外と育てるコツがいる花かもしれません。
そこで正しいアサガオの育て方をご紹介します。
アサガオを種から育てるならば5月の連休明けから6月いっぱいくらいが適期です。
5月以降はになるとポット苗が売られているのでもし、夏の遮光用にグリーンカーテンを作りたいならば早めに植えましょう。
花が咲き始める時期は7月頃でこの時期からだんだんと咲き始めます。
アサガオを育てるときに必要な物はこちら
・アサガオの種または苗
・支柱またはネット
・6号以上の鉢または横長プランター
・土
を準備してください。
アサガオは「つる」を絡ませて上へ成長していくので支柱にできるような物や、グリーンカーテンを作るのならネットを準備します。
土を自分でブレンドして作る場合には赤玉土と腐葉土を6:4の割合で混ぜるか、赤玉土、堆肥、腐葉土を6:2:2の割合で混ぜて作ります。
アサガオは酸性土のままでは使えないので中和のために苦土石灰を混ぜたり、籾殻くん炭を混ぜましょう。
・アサガオの育て方は二通り
アサガオの育て方には種から育てる方法と、市販の苗を購入して育てる方法があります。
アサガオを育てるのが初めての方は苗から育てると失敗が少ないです。
・アサガオの苗の選び方
良い苗の選び方は虫や虫食いの跡、病気と思われるような白斑や黒斑等が付いていないことを確認して周囲の苗と比べて葉色が悪かったり、葉っぱが黄色くなって萎んでいない、
根元がグラグラせず根が張り、ガッシリしている好みの苗を選ぶようにしましょう。
ヒョロヒョロと背丈だけ伸びて茎が弱々しいものや葉の間が間延びしているものは日照や栄養状態に問題がある苗なので避けてください。
・アサガオの育て方【種まき時期】
アサガオの種は気温20~25度くらいが発芽しやすい気温です。
露地土に直接種をまく場合は遅霜の心配があるので気温が充分に上がった頃、だいたい5月の連休明けから6月いっぱいまでにまきます。
鉢植えの場合は適温が確保できていればもう少し早く種まきができます。
・発芽のコツ
アサガオの種はそのままでは皮が固く発芽しにくい事があります。そのため種をまく前にひと晩ほど水につけるか、やすりで表皮に軽く傷をつけ吸水しやすくさせてからまくと芽が出やすくなります。
また発芽しやすいよう改良した種が市販されており、市販の種袋に「発芽処理済み」と書かれている種が売られているのでその種をまくのも良いでしょう。
・種まき方法
アサガオの種は植え場所に直接種をまく「直まき」とポットに種まきして良い苗を選び植え場所に移植する「鉢まき」があります。指で土に2~3か所植え穴を開けて種をまきます。この時角のある方を下にして丸い方を上にして植えます。
またアサガオの種は光があると発芽しにくいため種をまいたら種の厚みと同じくらいの培養土をかけしっかり水やりをしましょう。
芽が出るまでは土を乾かさないように注意してください。
約1週間でふたばが出てきます。すべての芽が出たら見た目や根元が丈夫そうな芽だけを残して他は間引きます。
・植え替え時期と方法
種を直まきにした場合は必要ないですが鉢まきにした場合は、本葉が出てきて3~4枚くらいになったら6~7号程度の鉢に根鉢を崩さないように植え替えをします。
植え替えの時はあらかじめ支柱を立てておき、またグリーンカーテンにする時はネットを張っておきましょう。植え替え後は、鉢植えの場合は鉢底から水が流れ出てくるくらい水やりをします。
・アサガオの開花後の種の保存
花が咲き終わり何もない緑色の蕾だけが残りその内側に種があります。
種の採取のタイミングは緑が茶色に変化しガクが反り返った頃に黒い種が見えてきます。
種の保存する方法は、茶封筒に乾燥させた種を入れて防虫効果のある乾燥した唐辛子を入れてさらに密封袋に入れ冷暗所で保存すると良いでしょう。
・水やりの頻度と最適な時間帯
鉢植えの場合は、鉢土が乾いてたら鉢底から流れ出るくらいにたっぷりと水やりをしてください。
水やりの時間帯は基本的に日が高くなる前の朝~午前のうちに済ませます。気温や環境によって朝に水やりをしたのに昼にはカラカラに乾いている時は日が傾きだした頃にもういちど水やりをするといいでしょう。
苗を露地植えにした場合は定植時にたっぷりと水やりをしますが、その後は根が着くまで葉がしおれないように毎日様子をみながら水やりをします。
根が付いた後は極端に乾燥しない限りあまり水やりの必要はありません。
土がパサパサで乾燥していたら地中まで染み渡るようにたっぷり水やりをしてください。
・アサガオの剪定のしかた
アサガオの剪定は脇芽を出させる「摘心」と伸びすぎたつるを切る「切り戻し」があります。
摘心は植え付け後の本葉が7枚くらいになったら頂芽を摘みます。
切り戻し時期は傷んだ茎やつるがあったらそのつど切ります。
咲き終わった花の花がら摘みも合わせてしましょう。
・アサガオの病気と害虫
アサガオの葉に斑点があらわれる「斑紋病」や白い粉が吹いたようになる「うどんこ病」やウィルスの「モザイク病」があります。斑紋病やうどんこ病は薬で防げますがモザイク病のは処分する事になってしまいます。
アサガオの虫害はホコリダニやハダニが発生することがあります。葉裏に強めのシャワーで水を当てると害虫駆除できます。良く発生するアブラムシはこそげ落とします。
害虫は毎日の観察で被害を抑えることができますから毎日の観察をしましょう。
アサガオの押し花
綺麗なアサガオを押し花にして、うちわやポストカードや栞にして楽しんだり、お子さんの夏休みの宿題に作るのも楽しいですよね。
押し花の作り方をご紹介します。
・作り方
アサガオの土が乾いている時に押し花にしたいアサガオの花や葉などを切り取ります。
花は咲いたばかりのものを選び押し花にする直前に摘みましょう。
この時少し多めに用意すると良いです。
花の下の筒状のところをハサミで半分に切ります。
この時雄しべや雌しべは抜いてしまってください。
新聞紙や画用紙を広げてその上にティッシュやキッチンペーパーや乾燥シートを広げます。
ティッシュの上に花の裏を上にして花を置きます。
置いた花の上にティッシュをかぶせ新聞紙をたたんで被せます。
花が挟まった物を冷暗所に置き上に本など平らな重りをのせます。
そのままにしておきますが、ティッシュなどが湿っていたら新しいものに替えます。
押し花を触ってみて乾燥していたら押し花の完成です。
押し花を綺麗に作るコツ…花の水分を早く吸収すると綺麗な押し花になります
ティッシュなどに花がくっついて剥がしにくくなるのを防ぐために場合があるので、ベビーパウダーを広げたティッシュにふると良いです。
また袋や乾燥剤があれば、花が挟まった新聞紙と乾燥剤を袋に入れて袋の口を縛り袋の上に本などをのせると乾燥時間が短縮できます。
今回ご紹介した作り方以外に電子レンジですぐに作れる作り方姆あります。
電子レンジで作る押し花カードの作り方の動画はこちらです。
押し花の作り方の動画はこちらです。
アサガオの花言葉
花言葉ってその花のによって様々な意味がありとても素敵な意味が込められていますよね。アサガオの花言葉にはどのような意味が込められているのでしょうか。
アサガオ(朝顔)の花言葉は「愛情」「結束」「はかない恋」です。
アサガオの色によって意味が違いますので順番にご紹介します。
白のアサガオの花言葉は「あふれる喜び」「固い絆」です。
青のアサガオの花言葉は「短い愛」「儚い恋」です
紫のアサガオの花言葉は「冷静」です。
花言葉の由来…花言葉の「はかない恋」は朝咲いて午後にはしぼんでしまう短い命の花であることに由来しています。
「固い絆」は支柱にしっかりとツルを絡ませることに由来しています。
アサガオの誕生花
4月14日(白)、7月6日、8月1日、8月6日です。
アサガオの簡単な育て方の動画はこちらです。
アサガオ花図鑑
まとめ
今回はアサガオの育て方から花言葉や押し花の作り方をご紹介しました。
ここでポイントをまとめます。
・アサガオの種まきの時期は5月~6月いっぱいまでで7月頃から花が咲き始める。
・アサガオの育て方は種から育てるのと苗から育てるのと二種類あり、苗から育てるのが
比較的育てやすい。
・アサガオの種まきの適温は20~25度で、種をまく時は土に穴をあけて数粒いれ種の角のある方を下に丸い方を上にして植えます。
水やりをしっかりすると1週間程度でふたばが出てくるので、根元が強くしっかりした物以外は間引く。
・鉢まきの場合は本葉がでてきたら植え替えをする。
・水やりは鉢植えの場合は土が乾いていたら水が下からあふれでるくらい水やりをする。
・水やりの頻度は早朝から午前中のうちにして、もし午後になって乾いているならば夕方にもう一度する。水やりは根着いたら毎日する必要はない。やりすぎると腐ってしまう。
・毎日の観察が害虫や病気を防ぐコツ
・アサガオの花言葉は「はかない恋」、「固い絆」、「結束」
・押し花は直前に摘んだ花をベビーパウダーをふってティッシュや新聞紙で閉じて冷暗所において平らなおもりを置く。
アサガオは夏休みに家族で育てて目を和ませるだけではなく、グリーンカーテンや押し花にして綺麗な花を残しておけるのが良いですね。アサガオで素敵なアート作品を作ってみませんか
こちらの記事を担当して頂いたのは「Croud Works」でWEBライターをしている「くろごま抹茶」さんです。
運動、ダイエット、スイーツ、アニメのジャンルに興味がありわかりやすく解説、執筆してくれます。