夏バテの原因と対策
長い梅雨の時期が終わりようやくじめじめした気分も良くなり夏を感じる頃なんだか一気にだるさを感じたりしますよね。
毎年夏になると暑さや日々の疲れや寝苦しさがどんどん蓄積されてクーラーを入れていても体調が優れないし、食欲が落ちてきた…夏バテかなと体も心も重く感じてしまいます。
今回は夏バテの原因と対策について調べてみましたので参考にしてみてください。
夏バテとは
あらためて夏バテといくつかの原因が考えられます、調べてみましたのでご紹介します。
夏バテは主に暑さによって起こる体調不良であり症状は食欲が減り、疲れが取れない、肩こりや頭痛、胃腸の調子が悪くなる、嘔吐、下痢などが主な症状です。
なぜこのような事が起こるのかというと、夏にたくさん汗をかくと水分と電解質(塩分やミネラル)が汗として出てしまい体のバランスが崩れて脱水症を起こしてしまいます。
さらに脱水症になると胃の消化液が減少し消化機能が低下して食欲がなくなります。
そうして栄養不足になり体が疲れやすくなり、さらに食欲がなくなってしまいます。
これを繰り返し体が疲れて夏バテを引き起こします。
さらに夏バテの原因のひとつに紫外線や気温で毛細血管がダメージを受けます。
毛細血管は血管の99%を占めますが、年齢ともに劣化・減少していきます。
20代に比べ60代では約4割も減少するとされていて毛細血管が劣化すると肌や髪の老化免疫力が低下して体の不調を引き起こしさらには夏バテを引き起こします。
夏は紫外線や高温の影響で毛細血管がダメージを受けやすい時期で、栄養や酸素、ホルモン、免疫物質が全身に運ばれなくなり、だるさ、冷え、食欲不振、頭痛など夏バテが深刻化しやすくなります。
また夏は自律神経が乱れてしまいます。なぜかというと通常は暑さを感じると汗をかいて身体の外へ熱を逃がし体温を調節するようになっていますが、日本の夏特有の高温多湿な環境や、温暖化が進み年々酷暑となりエアコンの温度を下げすぎてしまい暑い外と涼しい室内を出たり入ったりすることで温度変化の激しい状態が続きます。
このような状態が続くと自律神経のバランスが崩れやすく心身共にだるくなり夏バテやさらには熱中症を引き起こしてしまいます。
対策
夏バテは普段の生活で予防できます。どのような対策があるのでしょう。
・昼寝や疲れたときに休憩ができる場合は10~15分程度とって体を休める
・軽い脱水状態や熱中症にならないように喉が渇いたと思わなくても15分に1回程度の
水分補給をする。水や経口補水液やミネラルを含む麦茶を少しずつ飲む
・暑い夜はエアコンを使い快適な温度にして十分な睡眠時間を取るようにする
・アイスや冷たい飲み物を飲み過ぎないようにし、胃腸に負担をかけないよう注意する
・入浴前か後にコップ1杯~2杯の常温水を飲む
・オフィスや外出先ではエアコンが効いているので温度の変化に備えて上着を着るなどして調節する
・エアコンの温度を下げすぎない
・自律神経へ負担がかからないようストレス発散をする
・簡単な手足を伸ばしたりストレッチで自律神経を整える
・夏でもシャワーで済ますのではなく体を温めてリラックスさせるため20分はお風呂に浸かる
・暑いからさっぱりとしたものや麺類で済ませるのではなく栄養のバランスが良い食事をする
医師による解説動画がありますのでご参考にしてみてください。
夏バテ対策に有効な栄養素
たんぱく質…血液や筋肉などの体を作る基となり体調維持に必要な栄養素です。
たんぱく質を多く含む食材は肉、魚、卵、大豆類です。
ビタミンB1…体のエネルギー源として摂取する糖質の代謝サポートする栄養素です。
ビタミンB1は汗をかくと不足しやすいので夏バテしたときは特に意識して摂りましょう。ビタミンB1を多く含む食材は豚肉、うなぎ、大豆、玄米、ほうれん草、胡麻です。
ビタミンB2…脂肪を燃やして体内の過酸化脂質をできにくくする働きがあり「発育のビタミン」とも呼ばれる栄養素です。ビタミンB2を多く含む食材は納豆、卵、牛乳、ウナギ、ドジョウ、サバ、アーモンド、干ししいたけ、緑黄色野菜です。
ビタミンC…活性酸素の増加防止、疲労回復、抗酸化作用、心疾患や動脈硬化予防になる栄養素です。ビタミンCを多く含む食材は、柑橘類、いちごなどの果物、ほうれん草、ブロッコリーです。
ミネラル…汗をかくと水分やミネラル(カリウム)が体から排出されます。
ミネラルは筋肉の収縮に関わる栄養素で不足すると脱力感や食欲不振といった症状を引き起こします。カリウムを多く含む食材は、海藻類、ほうれん草、小松菜、メロン、はぶどう、桃です。
こちらに夏バテ予防になるレシピがありますので参考にしてみてください。
まとめ
今回は夏バテの原因と対策についてみてきました。
ポイントをまとめてみます。
・夏バテの原因は暑さによって自律神経が乱れることで様々な体の不調を引き起こすこと
・症状は食欲不振、胃腸の不快感、頭痛、下痢、嘔吐など
・屋外と屋内の気温差で汗をうまく発散できず、気温差で体のバランスを崩してしまう
・その他の夏バテの原因は暑さや紫外線による毛細血管のダメージ
・対策は十分な睡眠、ストレスを溜めない、栄養のバランスが良い食事、喉が渇いたと思わなくても15分に1回は水や経口補水液や麦茶で水分補給をし、必ず20分はお風呂に浸かって体を温める
・夏バテ対策に必要な栄養素はビタミンB1、2、ビタミンC、ミネラルを毎日の食事で摂るように心掛ける
夏バテは暑さや紫外線による毛細血管のダメージや屋外と屋内の気温差などで自律神経を
崩してしまい引き起こされる症状ということがわかりました。
普段から体には気を付けているつもりでも、おろそかになってしまいます。
こまめな水分補給やバランスの良い食事や十分な睡眠や夏でも体を温めてリラックスするということが夏バテの解消になるんですね!これらを意識して夏を乗り切りましょう!
ちらの記事を担当して頂いたのは「Croud Works」でWEBライターをしている「くろごま抹茶」さんです。
運動、ダイエット、スイーツ、アニメのジャンルに興味がありわかりやすく解説、執筆してくれます。